2012年新刊テキスト

新刊近刊情報

小谷耕二 編
本書は「ホームランド」を一つのキーワードとしてアメリカ文学を論じたものである。取りあげたのはソロー、トウェイン、フォークナー、カレン・テイ・ヤマシタ、ギレルモ・ヴェルデッキアといった作家たち、それにH・G・ウェルズの流れをひく侵略文学とSF映画などである。

竹田津 進著
この研究は、英語史、コーパス言語学、語法研究、辞書学、文体論、意味論など、英語学の幅広い分野に跨ってさまざまなテーマを考察しているので、それぞれの分野の研究者に裨益するものと思われる。英語学習辞書がこの語法をどう扱っているかについても分析し、コーパスからの用例を多数引用しているので辞書執筆者にも有益なはずである。文学作品からの用例も多く引用し、Dickens や Austen などの小説家についても論じているので、文学者にも興味が持てる内容ではなかろうか。

坂本 武 編
不世出の18世紀英国作家スターンのウィットとユーモアにあふれた物語世界を紹介し、その文学的魅力を解明する。

アンソニー・トロロープ
トロロープ本人が語る作家自身の内幕、小説技法、活動事実、見聞録など人生すべての記録。トロープ小事典と言えよう。

中西佳世子/林以知郎 編
海洋国家アメリカの揺籃期、海軍の生成と文学の開花は軌を一にしていた。

野谷啓二著
18世紀の啓蒙運動から産み落とされた反近代主義はカトリシズムに根ざした文学を登場させる。そのカトリック文学の特質に光を当てる。

神戸大学英米文学会
日本における人文教育の中心的存在であった「英語」、教養主義の伝統を受け継ぎ守ってきた神戸大学英米文学会会誌の最終号。

ウィリアム・D・ハウエルズ 著 武田千枝子/矢作三蔵/山口志のぶ 訳
海外の文学作品の翻訳紹介には積極的な我が国において、珍しいことにハウエルズの作品の翻訳は皆無である。理由は幾つか挙げられようが、その嚆矢として本書の役割は極めて大きい。

中西佳世子
ホーソーンの長編に遍在するプロヴィデンスの概念と語の文学装置としての有用性とテーマを関連付けて論じた斬新な研究。

宮原一成著
本邦で15年ぶり6冊目の研究書。この不世出の小説家が残した重厚なテクストに誠実に正対することの意義を再確認すると同時に、〈読むこと〉〈読まれること〉に対してゴールディングが抱いていた問題意識のありようを、彼が作家生活を送った時代の文脈に置いて検討する。

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