ISBN | 978-4-87571-895-6 |
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書籍コード | 895 |
判型 | 四六並製 |
頁数 | 360ページ |
定価 | 2,420円(税込) |
刊行年 | 2025年3月5日 |
本書は、その中心部がレイモンド・ウィリアムズの批評と創作の紹介および解読にあてられているが、その前後の時代のカルチュラル・スタディーズ(CS)の展開を検討し、さらに、知識人の代弁=表象というテーマから研究者の主体の問題へと迫っていく。(本書は2005年5月に開文社出版より出版された『感情のカルチュラル・スタディーズ』を、新たに補遺を加え、増補版としての発行となる。)
目次
プロローグ―― カルチュラル・スタディーズと英文学研究
第一章 『スクリューティニ』の時代 ――
F・R・リーヴィスとE・P・トムソン
第二章 リテラシー論の効用と陥穽
―― Q・D・リーヴィス、デニス・トムソン そしてリチャード・ホガート
第三章 「意味の構造」から「感情構造」へ
―― L・C・ナイツとレイモンド・ウィリアムズ
第四章 「感情構造」を読む ―― レイモンド・ウィリアムズの文芸批評
第五章 「感情構造」を書く ―― レイモンド・ウィリアムズの著作実践
第六章 記号論へのシフト ――「感情構造」から「エンコーディング/ディコーディング」へ
第七章 知識人の機能と「表象=代弁」行為
――「感情構造」を接合する
試みのエピローグ ――「読み書き」の日常文化を知るために
注
補遺 未完の長い革命
あとがき
増補版へのあとがき
索引
≪2025年3月刊行予定≫