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『リア王』の諸相の分析によって、シェイクスピア悲劇の本質とその転回的予兆とを明らかにしたうえで、『アントニーとクレオパトラ』などの末期悲劇と四つのロマンス劇の研究をとおして、晩年のシェイクスピアのヴィジョンと手法が、悲劇のかなたの新しい演劇的世界を目指すものであることを論じ、シェイクスピア劇の帰結・終美点を探る。