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オスカー・ワイルドの世界
富士川義之・玉井暲・河内恵子編著

……ワイルドの人生と作品は実に多面的である。その多面性の内に宿る真実を、新刊『オスカー・ワイルドの世界』の中で展開されるさまざまな考察から探っていきたいと考えている。(原田範行)「螢窓」第7号

ISBN 978-4-87571-066-0
判 型 A5判 並製
頁数 537ページ
定 価 3,780円(税込)
刊行年 2013年5月



目次

まえがき 富士川義之

I ワイルドの作品
1.オスカー・ワイルドの詩―詩人ワイルドの原点 貝嶋崇
2.愛他精神とデカダンス―童話をめぐって 富士川義之
3.不在の父親と空間化される時間―『W・H氏の肖像』を中心に 河内恵子
4.『ドリアン・グレイの肖像』―二つの肖像への視線 坂本光
5.文学再生へのインテンション―ワイルドの批評 玉井暲
6.風習喜劇とワイルド―レイク・ヒーローからダンディへ 丸橋良雄
7.サロメと即興神話―ワイルドにおける曲線の意味をめぐって 阿部公彦
8.書簡―『獄中記』を中心に―赤裸な心の遍歴の記録 川崎淳之助

IIワイルド文学の諸相
1.ヘレニズム―ワイルドにおける想像力を視点にして 澤井勇
2.ワイルドとシェイクスピア―人生と藝術の主題を中心に 荒井良雄
3.ダンディズム―慈愛のこころとダンディズムの本質 山田勝
4.箴言というジャンル 巽孝之
5.ワイルドとアイルランド―イェイツ以降 風呂本武敏
6.ワイルドとペイター―審美批評の断層 正木建治
7.セクシュアリティ 大橋洋一
8.ワイルドと日本文学―谷崎潤一郎と佐藤春夫を中心に 井村君江
9.ワイルドと日本の詩人達―ワイルド藝術の見えざる影 伊藤勳
10.日本におけるワイルド文献史―増田・島村・本間のワイルド受容 佐々木隆

III ワイルドと世紀末文化
1.美術―ラファエル前派、ビアズリー、リケッツ 河村錠一郎
2.音楽―ワイルドに因る諸楽曲 木村克彦
3.映画―模倣としての作品・人生の映画化 広川治
4.服飾文化―ワイルドの装いと喜劇の衣装 佐々井啓
5.劇場―一九世紀末英国劇壇の寵児ワイルド 逢見明久
6.ロンドン―詩人の出発 岩永弘人
7.女性たち―男女の別は芸術家にあれど芸術にはなし 堀内正子
8.パリ―華麗なるデカダンスそして孤独 真屋和子

IV 21世紀のワイルド
1.ワイルドとジャーナリズム 原田範行
2.ワイルドと「同性愛」の言説―「ゲイ」/「クィア」批評の可能性 金田仁秀
3.ワイルドと政治 鈴木英明
4.花形バレリーナ、そして踊る男―ワイルドと舞踊芸術 桐山恵子
5.二一世紀におけるオスカー・ワイルド研究の動向 浦部尚志

あとがき 河内恵子
オスカー・ワイルド書誌 玉井暲
オスカー・ワイルド略年譜 緋田亮
索引