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エリザベス・ギャスケル―孤独と共感
阿部美恵・多比羅眞理子 編著
「孤独と共感」はギャスケル小説の本質であり、長編、短編を問わず作品の基調となっている。ギャスケルは、老若男女、貧富に関係なくあらゆる人間を愛した。社会小説、歴史小説、伝記など多彩な作品に見られる「人間への篤い共感の心」は、当時のイギリスで産業革命の勃興によって貧富の格差が広がり、荒廃した人々の心をつなぐものとなった。現在の日本、物質的豊かさの反面精神的荒廃の増大を実感する私達が、その作品を読み、「共感」の意味を真摯に考える意義は非常に大きい。
ISBN | 978-4-87571-052-3 |
---|---|
判 型 | A5版 上製本 |
頁数 | 201ページ |
定 価 | 1,944円(税込) |
刊行年 | 2009年 |
<目 次>
『クランフォード』の精神―孤独の街から共生の街へ
山脇百合子
『メアリ・バートン』―キャラクターにみる孤独と共感
中山恵美子
『ルース』―ルースに見る誠実さ 角田米子
『北と南』―労働者ヒギンズの役割 多比羅眞理子
『シルヴィアの恋人たち』―フィリップを中心に 阿部美恵
『従妹フィリス』―登場人物を通して 金子史江
『妻たちと娘たち』ホリングフォードの小事件 中村美絵
Ruth, Adam Bede and Tess of the d'Urbervilles:
Three Fallen Women and the Spirit of Age
ジェイムズ・治美
Yuriko and Knutsford's Cranford Days ジョーン・リーチ
あとがき
年賦
索引
『クランフォード』の精神―孤独の街から共生の街へ
山脇百合子
『メアリ・バートン』―キャラクターにみる孤独と共感
中山恵美子
『ルース』―ルースに見る誠実さ 角田米子
『北と南』―労働者ヒギンズの役割 多比羅眞理子
『シルヴィアの恋人たち』―フィリップを中心に 阿部美恵
『従妹フィリス』―登場人物を通して 金子史江
『妻たちと娘たち』ホリングフォードの小事件 中村美絵
Ruth, Adam Bede and Tess of the d'Urbervilles:
Three Fallen Women and the Spirit of Age
ジェイムズ・治美
Yuriko and Knutsford's Cranford Days ジョーン・リーチ
あとがき
年賦
索引