2012年新刊テキスト

新刊近刊情報

山下昇 著
アメリカの歴史は人種差別と性差別の歴史であったと言っても言い過ぎではないだろう。本書は特に人種と性(ジェンダー/セクシュアリティ)に焦点を合わせて「白人」「黒人」「男性」「女性」の作家たちが、アメリカ国家の本質としてのハイブリディティを、ハイブリッドな手法によって抉り出していることを論証するものである。

現代英語文学研究会編
現代思想のキー概念である「記憶」を手がかりにテクストを読み解くことで、ある時代ある文化の記憶、国民的アイデンティティの構築、国民的神話やその他の神話構築の一端を浮かび上がらせることが出来るかもしれない。

富士川義之・玉井暲・河内恵子編著
総勢32名の多彩な執筆陣による多角的なワイルド総合研究。本書無しにワイルドは語れない!

アンソニー・トロロープ作/木下善貞訳
トロロープの傑作本邦初訳!長編6連作「バーセットシャー年代記」の第4弾。
ラフトン卿とルーシー・ロバーツの恋の行方は?


入子文子監修/谷口義朗・中村善雄編集
アメリカ建国の原点とは、イングランドのピューリタンたちが遥か彼方に自由という<光>と洗礼の<水>を求めて大西洋を渡ったところにある。
本書ではアメリカの文学に<水>と<光>がどのように反映されているかを探る。

ジョイス・キャロル・オーツ 著/吉岡葉子 訳
ジョイス・キャロル・オーツの英米文学新批評。10人の先見的作家、詩人の作品論および芸術家としての彼らの人生にまで迫った重厚な論考集。

長塚四史郎
店舗選択行動をする消費者は、Huffが言ったように定数効用モデルに従うコイントス人間にすぎないのか、それとも効用最大化選択をする合理的人間なのか、両者に区別はない、というのが長年の定説だったが、2000年度ノーベル経済学賞受賞理論であるD. McFaddenの確率選択理論を、GIS上で平均人に適用する集計型確率選択モデルを用いると、消費者はまさに目的合理的に店舗選択していることが実証的に明らかとなった。これにより商業立地問題・商圏問題を科学的に解析し、予測する道が開けた。“目的”の理解には“店舗とは何か”という問題の解決も含まれている。

アンソニー・トロロープ作/木下善貞訳
長編六連作「バーセットシャー年代記」の第三弾。本邦初訳。
イギリスでの大ベストセラー。単一作品としても読め、トロロープの代表作と言える。

チャールズ・ディケンズ/小池滋・西條隆雄 編
未訳のまま残されていたディケンズの朗読台本7篇の初訳。朗読に懸けたディケンズの情熱が「解説」に詳しい。

新英米文学会 編
英米文学研究を取り巻く環境が大きく変わってきた今日、真に必要な総合的人間観、社会を把握する力の習得には文学研究を通じてこそ可能であるとの信念に基づき、文学研究をあらためて人の生きる社会と文化の総体の中でとらえ直す視点で取り組んだ論集。

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