2012年新刊テキスト

新刊近刊情報

竹田津 進著
この研究は、英語史、コーパス言語学、語法研究、辞書学、文体論、意味論など、英語学の幅広い分野に跨ってさまざまなテーマを考察しているので、それぞれの分野の研究者に裨益するものと思われる。英語学習辞書がこの語法をどう扱っているかについても分析し、コーパスからの用例を多数引用しているので辞書執筆者にも有益なはずである。文学作品からの用例も多く引用し、Dickens や Austen などの小説家についても論じているので、文学者にも興味が持てる内容ではなかろうか。

長塚四史郎
店舗選択行動をする消費者は、Huffが言ったように定数効用モデルに従うコイントス人間にすぎないのか、それとも効用最大化選択をする合理的人間なのか、両者に区別はない、というのが長年の定説だったが、2000年度ノーベル経済学賞受賞理論であるD. McFaddenの確率選択理論を、GIS上で平均人に適用する集計型確率選択モデルを用いると、消費者はまさに目的合理的に店舗選択していることが実証的に明らかとなった。これにより商業立地問題・商圏問題を科学的に解析し、予測する道が開けた。“目的”の理解には“店舗とは何か”という問題の解決も含まれている。

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